温室を求めて

零細企業で直面する事の一つとして、あなたは自分で何でもやらなければならないという事実があります。 小さな問題は大企業においてはたちどころに即座に解消されていました - 旅行の手配、事務用品、コンピュータ および契約など- ここではこれらが主な煩わしさの原因となります。 私は副次的な活動をすべて”アウトソース”できる会社を探しています。もしそれが無いのであれば、私が作ります。


SPBソフトウェアでの私の仕事の大部分は他者のために完璧な条件を整えることにフォーカスしています。 開発者はコードを書き、その他の事を考える必要はありませんでした。テスト用に電話機が必要な場合は、翌日には電話機はそこには届いていました。 英語のUIを複数言語のセットに翻訳する必要があった場合は、適切な人員を探していました。 PCが故障した時は、同様に処置を行っていました。基本的に、会社全体は二つの部分に分けられていました: 会社の製品に携わる製作部署と少人数のチームがより良い結果を達成できるよう手助けを行う梃子のような役割を果たす横断的な組織です。 開発者は単に文字列をローカリゼーションシステムに追加するだけで即座に翻訳結果を得ることができました。 しかしながら、実際の仕事は - 翻訳者を見つける事、彼らのタスクを用意すること、仕事の進捗をチェックすること、遅延が発生した場合に急がせること、テスト およびインターフェースに翻訳が適切に統合されていることを確認すること - これら全てを彼らに気付かせないようにすることでした。 ある種ベストな意味で完全に製品にフォーカスさせるためのカプセル化です。

その後、私はYandexに入社しました。これら全てのプロセスはそこでも同様に存在しましたが、さらに多くの、より多くの大規模なプロセスが完全にリラックスさせてくれました。 毎日従業員のために課題が手配されます。そこには製作部署を支える完全な部署があります: 契約関係のあらゆる質疑に対処する法務部; コンピュータの修理や、ローカルネットワークへの接続、会社のハードウェアやソフトウェアに関するその他の業務を行うヘルプデスク; サービスの起動および稼働の保守を行う管理者; 特許部門; 信頼できるベンダーの選定、仕様書の作成やプロジェクトの完了その他のサポートを行うアウトソース部門。 製作チームは温室のような条件で仕事をすることができます。リーダーは重要な第二のタスクではなく、製品に集中すべきですが 製品の売りになるユニークなポイントに変えるべきではありません。

現在私は自分で小さな会社を運営し同様の組織上および管理上の問題を抱えています。 過去数ヶ月で、自分の時間のうち、最高で30%を製品のために費やしました。 残りの時間は大企業では水面下で処理される問題の解決に費やしました。温室のような条件は全く存在しません。 私を困難から救っている二つの事としては、自分でやるという事と、長年の経験です。 開発者が必要な時、特許申請書の提出が必要な時、書籍やその他の資料が必要な時にどの会社にコンタクトを取れば良いのかはご存知かと思います。 しかしながら、多数の管理タスクを伴って多くのサービス提供者と共に仕事をすることは主題から大きく外れてしまいます。 そしてそれはまさに私が知っていることですが、会社はすぐに計画済みの、化学者や開発者を手配するでしょうから 私はそこで最高の温室的な条件を提供して、彼らが我が社の製品だけに集中できるようにしたいと考えています。 私は彼らがこの化学反応のメカニズムを推定したり視覚化する代わりに、必要な試薬の買い方について考えて欲しくないと思っています。

温室

つまり肝心なのは私が温室を必要としているということです。私はそれを見つけるか、あるいは作らなければならないでしょう。 そこから私が必要とするものをここに記します:

  1. 組織的なタスク
    • コンピュータの設定、購入や修理
    • 一般的な調達業務
    • オフィスの賃貸、ビジネスセンターとの交渉、オフィスのメンテナンス
    • ビジネスのティップス: チケット、ホテルの予約、その他。
    • ケータリング
    • 従業員のための保険
    • ロジスティクスおよび輸送サービス
    • ステーショナリーの購入、オフィスの清掃
    • 予備の名刺、フライヤー、ブックレットやその他の資料の印刷
    • 会議の編成やその他通常の秘書業務
  2. 法務、および会計に関連する課題:
    • 法人登記および必要な許可証や証明書の取得業務
    • 簿記
    • 人事記録の保管業務
    • 法的文書: 労働契約書、著作権登録、その他。
  3. 競争利益性をもたらさない主要なビジネスの一部:
    • 業務インフラの構築: 電子メール、バグトラッキング、wiki、その他。
    • テキストおよびインターフェースのローカリゼーション
    • サイトのデザイン、開発およびメンテナンス
    • 大量のテキストの生成
    • テキスト編集
    • ヘッドハンティング、一次面接
  4. 従業員が抱える日々の問題の解決支援:
    • 学会訪問
    • MOT車検への車の配送、および洗車
    • 罰金の支払い
    • 個人的に参加が必要な学会での席の予約待ち

これらの問題を解消する効率的な“窓口一本化された”システムを持つことも非常に重要です。 10の別々の人々や会社でなはく、あなたに献身的な人が1人いる1つの会社のことです(実際には2人 - 後で詳しく見ます)。 これらの活動のほとんどは間違いなく特定の会社にアウトソースすることができますが、全てにおいて責任を負う1つの事業主体を持つことが重要です。

温室

傑出した条件が整った適切な温室を持つことは素晴らしい事です。電話、椅子または化学試薬が必要になれば、単に申込書に記入するだけで翌日にはそれら全てを目にする事ができるようにするために。 紙、ペンやプリンターカートリッジを切らすことなく、誰にもそのことを思い出させる必要が無いように。 全てのワークステーションにバックアップジョブが設定され、失くしたノートパソコンが2時間で置き換えできるようにするために(ヘルプデスクは社内で利用されている任意のシステムの代替品をどこで速やかに調達すれば良いのか、またバックアップコピーからのリストア方法を知っておく必要があるでしょう)。

どこで私はそのような会社を探すべきですか?

そのような会社をご存知ですか?私なら雇います。そして仮に存在しないのならば、そのような会社を作らなければいけません。 私は活動的な貢献者になる用意はありませんが、投資者やそのような事が実現できる方の最初の顧客になる用意はできています。

そのようなサービスを立ち上げるための何か情報や計画をお持ちでしたら、ぜひ当方までご連絡ください

なぜ別会社なのか?

多くの会社がこれらの会社と向き合っています。多くの会社が対応する部署を作ることでこれらを解消しています。 これらの部署は常に”傍観者”となります。インターネットスラングを話す開発者の会社では、法務の専門家や会計士は少し不愉快に感じています。 なぜこれらの活動が別会社にアウトソースされるべきなのかに関して私には真面目な考えがあります:

A. 結束の堅いチーム。 “無価値な”人員のいない、全員が同じ生地で構成されているチームならば、それは間違いなく良いことです。 モバイルソーシャルネットワークで仕事をする会社を想像すること。そこにいる全員が – 開発者からマーケティングの専門家までが – アイデアに没頭しています。 昼食の間、彼らは新しい中国のソーシャルネットワークの特徴について議論します。 ピクニックに出かける時は、彼らが行なう全ての事の中で新鮮なアイデアを発見し、彼らのソーシャルネットワークをより良くする新しい手法を思いつきます。会計士はただこの絵には当てはめる事ができません。 彼もしくは彼女がチームの残りのメンバーと居る時は常に、除け者にされているように感じるでしょうし、彼らもまたチームのメンバーに同じように感じさせているのです。

B. プロとしてのプライド。 もしあなたが会社の中で唯一ナビゲーションソフトウェアを作成している唯一の人物で、ナビゲーション機能が価値の階層構造の中で 第一、第二、第三の位置を占めているのならば、一級会計士になるのは難しいことです。しかしながら、あなたは暗い廊下の中で電球を必要とするが如く会計士を必要としています。 制作会社においては、管理部門の社員は重要視されないのが常です。その一方で、その独占的存在により他の会社を満足させることにフォーカスした会社では、彼らの役割は全く異なっています。 温室の中では、そのような社員は宝石のような貴重なものなのです。

C. 集中力。 そのような部署はトップマネジメントに会社のインフラを作ることではなく、製品にフォーカスする手助けを行ないます。 結局は、良いインフラというのは製品の競争利益ではありません。 オフィスに快適なバスルームがあれば、試合にはより多くの選手は要らないのです、ある意味それ無しで試合をするのは難しいのですが。 良いインフラは重要ですが、貴社の製品の成功には不十分です。会社の中で最も重要な人々が最も重要な事にフォーカスすべきです。

D. コンペ。 私はサービスプロバイダ市場におけるコンペがいつでも前進のきっかけになるものだと信じています。 内部部局は誰とも競争せず、より良くするための動機を持っていません。

リスク

ビジネス上重要ではないプロセスをアウトソースするそのようなアプローチにはリスクが存在します。 もしこれを放置しておくと、そのような温室は貴社の多くを知ることになり、ひどくそれに依存する事になってしまいます。 たとえこのような部署を自前で所持していたとしてもこの種のリスクは存在します。一つのリスクを除き、私は推察します: そのような温室が”オフィスへ接近し離れる”リスクです。 これらを最小化するために次の事を実施することができます:

1. 完全な信頼。 そのような温室では信頼は極めて重要な真言であり、偏執的な勢いでルールが課せられているに違いありません。 これは解決可能な問題です – 結局のところ、我々は深い秘密を医者や弁護士に託すことになるのです。

2. 温室同士でのコンペ。 市場にはコンペを開催し、メインとなる活動からの依存を低減するための代替ベンダーへのマイナーな活動のアウトソーシングを容認するような複数の温室があるべきです。 これはメイン回線に加えてバックアップ回線を調達する事に似ています。我々が必要な時にできるだけ速く特定の企業内活動を委託できるように 温室は自身の活動において最大限の透明性を提供し、その下請業者を公表すべきです。

3. ペアで共同作業するマネージャ。 温室に付き添って仕事をするマネージャが1人だけではなく、2人いるべきです。 警官には常に相棒が居るように。2つの会社のためにマネージャがペアで仕事をするのが最も信頼できるモデルです。 そのようなモデルでは、マネージャの一人が休暇を取得したり、会社を去る事を決心したとしてもなお機能することができます。

4. 温室は価格に透明性を持たせなければなりません。 もし彼らが私の頭痛の50%を取り去ってくれ、かつそれが私が支払う唯一の超過料金だと解っていれば、20%の超過料金を支払う用意があります。 さらに言えば、効率性の向上やその仕事量のおかげで、本来私が自分自身でこれら全てを実行していた場合に支払っていたであろう金額以下の支出で済むかもしれません。 しかし私は200%ではなく、20%の超過料金を支払う事を確認しなければなりません。